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3104丁目のダンスホール

1

ざわざわとした風の中で心地よい違和感を楽しむ。
湿度も軽い。
網戸越しの庭には、かつて緑や黄だった草花がいつの間にか曖昧な茶を帯び、斑上にただ延びている。
夏は刹那だ。
なんて今頃だから呟ける。あの記録的に暑い日々はこの地域じゃ喉元過ぎたからね。
今さっきのあの脈々とした夏を振り返ると、漠然とした焦燥感に包まれるんだ。
それは、痩せこけた夏の草花達のすえた匂いが引っ切り無しに秋への変化を告げているからなんだ。

何か忘れてないか?何か置いてこなかったか?失った物は無いか?

と、自問自答する。

庭で枯れ始めた植物の色は季節だけではなく、とりとめのない白昼夢を映す事がある。

例えば、なぜ植物は腐葉土になるのか。
長年積み重なった植物遺骸はいつからピートに変貌するのか。

その時間とは、生という片面だけのコインを削る川のようなものだろうか。
生命に満ちた若い植物は、最初から腐葉土になるべく生まれてくるのだろうか。
死とは生からの変化であり、生きた結果ではなく、生の一部なのだろうか。
それは四季の中に住む夏や秋の様なものなのだろうか。
生きてる事と死んでる事は実はそんなに変わらない事なのだろうか。
そういった矛盾が世界の素顔なのだろうか。と。

ぼんやりしていると「パスカルの賭け」という単語が頭の隅を駆ける。
でも人生に都合のいい合理性など存在しないと思っている。
自分の一日だけが真実だ。

なんてね。アメーバみたいに連鎖する一方的な思い込みはルールが無く、無秩序で行き先知れずで幼稚だ。

主観の外で万物は流転しているのだろうから。
人も植物も象もアリも宮殿も犬小屋も自然の中では大差ない。なんて。
それらは思い出や季節の様に皆の背中にあるだけ。なんて。

要は夏の刹那の様に、確信出来るリアリティなど初めから無いのかもしれない。


ふと我に返り、白昼夢をその植物の茶に見せられている事に気付く。
雑草の今際のきわに全ては一期一会なのだなと。

何も知らないくせに甚だしい。

と、自嘲する。

この世界は、いつ夏が秋へ変貌するかなんて寝ぼけているマヌケなんかより、億劫なほど優しく残酷で繊細だろう。
などと、ざわざわとした風の中で心地よい違和感を楽しむ。
それはオレの稚拙美なアイデンティティの片鱗達なのだから。
夏が終わって、何かが削れていく焦燥感の中で。

ってジェットシティのダンスホールのトイレの壁にラクガキしてあったよ。
オレは「どうでもいいよ。んな事。枯葉で芋でも焼けよ。駄文なげーよ。」と思った。

あと、「村ちゃん、この間はブコウスキーのビブありがとう」と思った。
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2010/09/10 04:25 | DiaryCOMMENT(4)TRACKBACK(0)  

コメント

subject

Heute ist heiß Wetter in Tokio...
Ich hoffe auf Ihr baldiges Kommen!
Tschüss!
東京、暑い…。
近々、会えるのを楽しみにしています!
またね!

No:31 2010/09/12 16:08 | #- URL [ 編集 ]

Re: subject

> Heute ist heiß Wetter in Tokio...
> Ich hoffe auf Ihr baldiges Kommen!
> Tschüss!
> 東京、暑い…。
> 近々、会えるのを楽しみにしています!
> またね!

もう東京にきてたんだ!
へへへ(笑)
Ich freue mich auf der Suche!

No:32 2010/09/12 19:46 | Jamy #- URL [ 編集 ]

subject

haha! Super!
Bis später!

No:33 2010/09/12 20:50 | #- URL [ 編集 ]

Re: subject

> haha! Super!
> Bis später!

うまいスコッチ用意しといたよ。
乞うご期待!

No:34 2010/09/13 03:04 | Jamy #- URL [ 編集 ]

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